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はじめに
山形県米沢市で設備工事を営む有限会社ニコー設備。先代から会社を引き継いだとき、事務所の中は想像を絶するアナログ環境でした。
この記事では、そのリアルな「before」と、ITを取り入れた「after」をそのままお伝えします。
デジタル化ってよく聞くけど、難しそう・・・お金もかかりそう・・・そんな悩み、この記事を読めば解消できます。
衝撃のBEFORE|これが令和の設備会社の実態でした

① Windows Vista・起動まで5分
引き継ぎを受けた事務員さんが使っていたパソコンはWindows Vista。なんと2007年発売のOSです。電源を入れてから使えるようになるまで約5分。せっかちな私はその時点で絶望したのをおぼえています。
お年を召された事務員さんだったので仕方がありませんが、「最新のパソコンは高い」という思い込みから何年も使い続けていたようでした。しかし古いPCほどセキュリティが弱い上に、サクサク動かないため仕事の効率もとても悪い状態だったのです。
② Excelで電卓計算
請求書などでExcelは使っていましたが、計算式が一切入っておらず、数字を入力して電卓で計算し、その答えをまた入力するという状態。Excelの意味が完全にゼロでした(笑)。しかも上書き保存していたため、過去のお客様のデータは印刷した紙の中から探さなければいけない状態でした。
③ ワードライターが現役稼働中
衝撃だったのがワードライター。「こんなの令和に使ってる会社があるんだ…」と目を疑いました。しかも後で調べたら、ワードライターの方がパソコンより高かったんです(笑)
④ 紙の山・ダニ・そして火事リスク
もちろんクラウドでデータを保存するという概念はなく、会社の書類はすべて紙に印刷して保存されていました。20年分のデータがすべて紙……想像できますか?それはもう、すごいことになっていました。事務所は紙の山。紙って1枚は軽いですが、積み重なるとものすごい重さになるんです。そしてダニが湧くんです!その中から毎回必要な書類を探さなければならず、途方もない作業でした。

⑤ パソコンのデータは全部デスクトップ
極めつけは、パソコンの中!データの保存方法も統一されておらず、どこに何があるかわからない状態。ただでさえいつ壊れるかわからないパソコンなのに、壊れたらデータが全部消える状況でした。
まず最初にやったこと|最新のノートPCを買ってGoogleアカウントを作る
引き継いですぐ、会社のGoogleアカウントを作ることから始めました。これだけで以下が全部無料で使えるようになります。
- Gmail(メール)
- Googleドライブ(クラウド保存)
- Googleスプレッドシート(Excel代わり・無料)
- Googleドキュメント(Word代わり・無料)
- Googleカレンダー(スケジュール管理)
Excelを買う必要はありません。Wordも必要ありません。全部無料で使えます。

AFTER|ITを取り入れたら会社がこう変わった

① データは全部クラウドへ
Googleドライブにデータを保存するようにしました。キーワードで検索すれば一瞬で見つかります。火事になっても消えません。容量も15GBまで無料。紙の山とダニとはおさらばです。
② スプレッドシートで計算式を入れる
EXCELからGoogleスプレッドシートに切り替えて、計算式を全部入れました。数字を入力するだけで自動計算。電卓は不要になりました。
③ 社長と経理でリアルタイム共有
スプレッドシートは複数人で同時に編集・閲覧できます。社長と私(経理)がリアルタイムで共有することで、翌月の中旬には月次決算の資料が完成するようになりました。
④ ペーパーレス化
紙の山がなくなりました。探す時間もなくなりました。ダニも出ません(笑)
「お金がないからできない」は思い込みです
先代の事務員さんが「最新のパソコンは高い」と思って古いパソコンを使い続けていたように、多くの方が思い込みで損をしています。
実際には、中古パソコンなら1万円台から買えます。新品でも3万円あれば十分です。そしてソフトはGoogleのツールで全部無料。
ワードライターより安く、全部できます。
まとめ|今日から始められます
私がやったことは、最新のパソコンを買って会社のGoogleアカウントを作っただけです。実はこれだけで、仕事がかなり効率化できるとイメージしていただけたでしょうか?デジタル化とは、そんなに難しいことではないと思います。
さらに今はAIも自然言語で使える時代。AIが右腕となって、パソコンでわからないことがあっても教えてくれます!
古いWindows Vistaのパソコンと紙の山でまる1日かかっていた仕事が、今では1時間で終わるようになりました!
まずGoogleアカウントを1つ作ってみてください。それだけで会社が変わり始めます。
デジタル化で一番変わったのは「時間」だった
データ化・デジタル化で何が一番変わったか。それは「時間」です。
まる1日かかっていた請求書の処理や書類整理が、今では1時間で終わります。つまり毎日何時間もの時間が生まれるようになったのです。
その余った時間で何ができるか、考えてみてください。
- 現場に出れば、そのまま売上になります
- 新しいお客様への営業に使えます
- さらなる効率化の仕組みを考えられます
- 家族との時間や、自分の休息にも使えます
時間は使い方次第でお金に変わります。逆に言えば、非効率な仕事に時間を使い続けることは、毎日少しずつお金を捨てているのと同じです。
デジタル化にかかった初期費用は、パソコン代とGoogleアカウント(無料)だけ。その小さな投資で毎日何時間もの時間が生まれるなら、これ以上のコスパはないと思いませんか?
時間を生み出すことが、設備業の経営改善への一番の近道だと、私は実感しています。
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